キャンピングカーとは

キャンピングカーは、本来、就寝、炊事など、生活できる空間をもつ、くるまでした。
昨今事情は、変わりつつあります。
キャンピングカー=8ナンバーの時代は終わりました。
かつて、90年代、RVブーム時代に簡単な設備を取り付けたりして、8ナンバーキャンピングカー登録を取得して、税金逃れが横行していましたが、2001年の法律改正により、「乗車定員の1/3以上が就寝可能であること」「10Lタンク以上の水道設備」「コンロなどの炊事設備(床面から1600mm以上の高さが必要)」などの要件を満たさないと、8ナンバーキャンピングカー登録が出来なくなりました。
また、自動車税は、以前、同排気量普通車より半額以下と安く設定されていましたが、今では約8割ぐらいと税金の面では、メリットはあまりありません。保険はというと、自賠責保険が一般車より割高、任意保険は、2倍以上が一般的です。車検は、新車の時から2年車検になります。結果、車検や税金、保険(任意保険含む)をトータルで考えると年間コストの差はむしろ8ナンバーキャンピングカー登録の方が高くなってしまいます。
このことが原因なのかわかりませんが、昨今、8ナンバーキャンピングカー登録をしない、キャンピングカーが多くなってきました。
そして、ユーザーが、必要な機能を選ぶ時代へ、変わりつつあります。

タイプ別名称

タイプ 定義
フルコン
フルコンバージョン
クラスA
フルコンバージョン 専用のベアシャシー(フレーム,駆動系、エンジンなどのみ)にキャビンの全てを架装メーカーが製造したもの
セミフルコン
セミフルコンバージョン
セミフルコンバージョン バスボディの運転席より後部にプラットフォームフレームを組み、ハウスボックスを床下より設計し、キャビンを一体化して設計・製作したもの
キャブコン
キャブコンバージョン
クラスC
キャブコンバージョン キャブ付シャシー(含む、ピックアップトラック、S.U.V.、および、ワンボックス型車をベースにしたもの)にキャビンを架装メーカーが製造したもの
バンコン
バンコンバージョン
クラスB
バン、ミニバン、ワゴン等をベースに架装メーカーが改造したもので、専らキッチン、サニタリー、就寝スペース等車内架裝に重点を置いたもの
バスコン
バスコンバージョン
バスコンバージョン バス、マイクロバスのベースボディーをそのままに、架装メーカーが改造したもの
トラキャン
トラックキャンパー
ピックアップシェル
ピックアップキャビン
トラックキャンパー ピックアップトラックの荷台に搭載(脱着可能)するキャビンを架装したもの
軽キャン
軽キャンピングカー
軽キャンパー
軽キャンピングカー 軽自動車の貨物車や乗用車をベースにキャンピングを目的として設計・製造したもの(8ナンバー取得は問わず。ただし軽自動車登録のこと)
キャンピングトレーラー
トラベルトレーラー
キャラバン
トレーラー けん引装置(ボールヒッチ、フィフスホィール)によって牽引されるシャシー(フレーム、車軸系などのみ)にキャビンを架装し製造したもの
トレーラーハウス
モービルホーム
パークトレーラー
トレーラーハウス 基本的にトラベルトレーラーと同じだが、より大型で外観は家屋に類似しているもの 但し、床面積が37.16㎡を超えるものは含まない

構造要件

車体形状 構造要件 留意事項
キャンピン グ車 車室内に居住してキャンプをすることを目的とした自動車 であって、次の各号に掲げる構造上の要件を満足しているも のをいう。

1 次の各号に掲げる要件を満足する就寝設備を車室内に有 すること。

(1) 就寝設備の数 乗車定員の3分の1以上(端数は切り上げることと し、乗車定員3人以下の自動車にあっては2人以上)の 大人用就寝設備を有すること。
この場合において、大人用就寝設備を2人分以上有し ている場合は、子供用就寝設備2人分をもって大人用就 寝設備1人分と見なすことができる。

(2) 大人用就寝設備の構造及び寸法 ア 就寝部位の上面は水平かつ平らである等、大人が十 分に就寝できる構造であること。

イ 就寝部位は1人につき長さ1.8m以上、かつ、幅0.5m 以上の連続した平面を有すること。

ウ 1人当たりの就寝部位毎に、就寝部位の上面から上 方に0.5m以上の空間を有すること。ただし、就寝部位 の一方の短辺から就寝部位の長手方向に0.9mまでの範 囲にあっては、0.3m以上の空間があればよい。

(3) 子供用就寝設備の構造及び寸法 (2)の要件は、子供用就寝設備について準用する。この 場合において、(2)イ中「1.8m」とあるのは「1.5m」と、「0.5m」とあるのは「0.4m」と、(2)ウ中「0.5m」とある のは「0.4m」と、「0.9m」とあるのは「0.8m」と読み替えるものとする。

(4) 就寝設備と座席の兼用 就寝設備は、乗車装置の座席と兼用でないこと。
ただし、就寝設備及び乗車装置の座席が次の各号のす べての要件を満足する場合は、就寝設備と乗車装置の座 席を兼用とすることができる。

ア 乗車装置の座席の座面及び背あて部が就寝設備にな ることを前提に製作されたものであること。

イ 乗車装置の座席の座面及び背あて部を就寝設備とし て使用する状態にした場合に、就寝設備の上面全体が 連続した平面を作るものであること。

(5) 格納式、折りたたみ式及び脱着式の就寝設備は、これ を展開又は拡張した状態で(2)又は(3)の要件を満足する こと。

2 次の各号に掲げる要件を満足する水道設備及び炊事設備 を有すること。

(1) 水道設備 水道設備とは、次の各号に掲げる要件を満足するもの をいう。

ア 10リットル以上の水を貯蔵できるタンク及び洗面台 等(水を溜めることができる設備をいう。以下同 じ。)を有し、タンクから洗面台等に水を供給できる 構造機能を有していること。

イ 10リットル以上の排水を貯蔵できるタンクを有していること。

ウ 洗面台等は、車室内において容易に使用することが できる位置(洗面台等に正対して使用でき、かつ、洗 面台等と利用者の間に他の設備等がないことをい う。)にあり、かつ、これを利用するための床面から 上方には有効高さ1,600㎜以上の空間を有していること。

(2) 炊事設備 炊事設備とは、次の各号に掲げる要件を満足するもの をいう。

ア 調理台等調理に使用する場所は0.3m以上×0.2m以上 の平面を有すること。

イ コンロ等により炊事を行うことができること。

ウ 火気等熱量を発生する場所の付近は、発生した熱量 により火災を生じない等十分な耐熱性・耐火性を有 し、その付近の窓又は換気扇等により必要な換気が行 えること。

エ コンロ等に燃料を供給するためのLPガス容器等の 常設の燃料タンクを備えるものにあっては、燃料タン クの設置場所は車室内と隔壁で仕切られ、かつ、車外 との通気が十分確保されていること。

オ エの燃料タンクは、衝突等により衝撃を受けた場合 に、損傷を受けるおそれの少ない場所に取り付けられ ていること。

カ コンロ等に燃料を供給するための燃料配管は振動等 により損傷を生じないように確実に取り付けられ、損 傷を受けるおそれのある部分は適当なおおいで保護さ れていること。

キ 調理台等は、車室内において容易に使用することが できる位置(調理台・コンロ等に正対して使用でき、 かつ、調理台・コンロ等と利用者の間に他の設備等が ないことをいう。)にあり、かつ、これを利用するた めの床面から上方には有効高さ1,600㎜以上の空間を有 していること。

(3) 水道設備及び炊事設備の設置方法 水道設備のうちの水タンク、炊事設備のうちの常設の 燃料タンクその他これらの設備に付帯する配線・配管に ついては、床下等に配置しても差し支えない。また、水 道設備のうちの水タンク及び炊事設備の設置場所が他の 部位と明確に区別ができる等専用の設置場所を有する場 合には、取り外すことができる構造のものでもよい。

3 水道設備の洗面台等及び炊事設備の調理台・コンロ等並 びにこれらの設備を利用するための場所の床面への投影面 積は、0.5㎡以上あること。

4 「特種な設備の占有する面積」について、次のとおり取 り扱うものとする。

(1) 車室内の他の設備と隔壁により区分された専用の場所 に設けられた浴室設備及びトイレ設備の占める面積は、 「特種な設備の占有する面積」に加えることができる。

(2) 車室内が明らかに二層構造(注)である自動車(キャンプ時において屋根部を拡張させることにより車室内が 二層構造となる自動車を含む。)の上層部分に就寝設備 を有する場合には、用途区分通達4-1-3③の「運転 者席を除く客室の床面積及び物品積載設備並びに特種な 設備の占有する面積の合計面積」に当該就寝設備の占め る面積を加える場合に限り、「特種な設備の占有する面 積」に当該就寝設備の占める面積を加えることができるものとする。

(3) 1(4)ただし書きの規定により、就寝設備と乗車装置の 座席を兼用とする場合には、当該就寝設備のうちの乗車 装置の座席と兼用される部分の2分の1は、「特種な設 備の占有する面積」とみなすことができる。

(4) 1(5)に規定する格納式及び折りたたみ式の就寝設備で あって、当該設備を展開又は拡張した部分の基準面への 投影面積と乗車装置の座席の基準面への投影面積が重複 する場合、その重複する面積の2分の1は、「特種な設 備の占有する面積」とみなすことができる。

5 構造要件に規定されない任意の設備(乗車設備以外の座 席(道路運送車両の保安基準の適用を受けない座席をい う。)及びテーブルに限る。)は、その他の面積とし、そ の基準面への投影面積と1(5)に規定する格納式及び折りた たみ式の就寝設備を展開又は拡張した部分の基準面への投 影面積が重複する場合にあっては、用途区分通達4-1- 3③の「運転者席を除く客室の床面積及び物品積載設備並 びに特種な設備の占有する面積の合計面積」に当該就寝設 備の重複する部分を加える場合に限り、「特種な設備の占 有する面積」に当該就寝設備の重複する部分の2分の1を 加えることができるものとする。

6 脱着式の設備は、走行中の振動等により移動することが ないよう所定の場所に確実に収納又は固縛することができ るものであること。

7 物品積載設備を有していないこと。

(注)二層構造 ここでいう二層構造とは、上層部の最下部と上層部の投 影面である床面との間のすべての位置において、1,200mm 以上の有効高さがあり、かつ、上層部の上面と屋根の内側 との間のすべての位置において1,200mm以上(上層部の上面 が就寝設備である場合には500mm以上(就寝設備の一方の短 辺から就寝設備の長手方向に0.9mまでの範囲にあっては、 0.3m以上))である構造のものをいう。
 
・乗用自動車用又は 貨物自動車用に製 作された標準座席 は、1(4)アに該当 しない例とする。

・つなぎ目に穴・す き間があいている ものは、1(4)イに 該当しないものと する。 ・脱着式の設備は、 車両重量に含める ものとする。

・2(1)ウ及び2(2) キにおいて、「上 方 に は 有 効 高 さ 1,600㎜以上の空間 を 有 し て い る こ と 。 」 と あ る の は、キャンプ時に おいて、車室を拡 張させることがで きる構造のもので あって、展開した 状態において洗面 台等又は調理台等 を利用するための 床面から上方に有 効高さ1,600mm以上 の空間を有するこ ととなる場合を含 むものとする。
キャンピングトレーラー キャンプをすることを目的とした被けん引自動車であ って、キャンプ時において、次の各号に掲げる構造上の 要件を満足しているものをいう。

1 車室内に居住することができるものであり、次の各 号に掲げる要件を満足する就寝設備を有すること。

(1) 就寝設備の数 1人分以上の大人用就寝設備を有すること。

(2) 就寝設備の構造及び寸法 大人用就寝設備については、キャンピング車の構 造要件1(2)を準用する。 子供用就寝設備の構造及び寸法については、キャ ンピング車の構造要件1(3)を準用する。

2 次に掲げる要件を満足する水道設備及び炊事設備を 有し、車室内に水道設備の洗面台等及び炊事設備の調 理台等並びにコンロ等の設備を有していること。 水道設備及び炊事設備の要件は、キャンピング車の 構造要件2(1)、(2)、(3)を準用する。
・キャンピングト レーラに備える 座席は、乗車定 員を算定しない ものとする。